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死者の書(近藤ようこ)は素晴らしいです

   

近藤ようこの「死者の書」は、折口信夫の小説を漫画化したものです。折口信夫の原作は非常に難解なものですが、それをよく読み解いて、わかりやすく漫画にしていると思いました。

奈良時代を舞台にして、藤原家の姫・郎女と、50年前に非業の死をとげた大津皇子の魂が交流するという話なのですが、古代への憧れに満ちた原作は古代語がたくさん使われて、読むのが難しいものです。

しかも、かなり視覚的イメージが強い作品なので、漫画化するのは大変だと思います。近藤ようこは10代のころから折口信夫が好きで、國學院大学で国文学を学んだということで、折口学がしっかり理解できていて、解釈なども深いものがあって、いい「死者の書」の入門書のようになっていると思いました。

主人公の郎女が可憐な感じで、ピュアな感性が伝わってきます。よく原作の雰囲気を伝えていると思いました。

 -BL漫画

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